李慧文 さんの合格体験談
氏名 | 李慧文さん |
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出身地 | 湖南省出身 |
合格校 | 東京大学大学院 人文社会系研究科アジア文化研究 |
「日本へ留学に行くなら、就職しやすい専門を選びなさい。」という両親や親友たちの言葉を胸に、専門が日本語であった私は九州外国語学院に来た。N1の受験、アルバイト、卒論、口頭試問...留学生は誰でも経験し、自分の考えがあるだろう。でも、本物の挑戦はここからだ。 「就職しやすい」ため、最初は研究テーマをネットマーケティングの「ウェーボー研究」にした。「なんかすごい感じ―」と親友たちに支えられたが、自分が何を研究するか、どこから勉強するか全然分らなかった。だから当時は、研究計画書や教授との連絡はあまり進められなかったのだ。 せっかくできた研究計画書は実際、「素人っぽい」という自覚があり、落ち込んでいた私は、偶然に東大のウェブサイトで、後に指導教授になる先生の名前を見た。大学時代にこの先生の著書を読んだことがあるから、この名前にはすごく印象があった。出願期限の一週間ぐらい前に見たものだから、新しい研究計画書と教授へのメールは二日以内に書き上げた。大変だったが、とても興奮していた。なぜかと言うと、この先生と交流したいことがいっぱいあったからかなと私は思っている。時間はぎりぎりだったが、実に諦めたくなかった。出願の資料を出す前の48時間は全然寝ていなかった。最後の一秒まで頑張り抜いた私は、その時は「人事を尽くして天命を待つ、本当にできなかったら、後悔はしない」と思ったが、もし本当に失敗したら、検討しなければならないことがいっぱいあった。 まとめると次の三点だ。 1、途中で専門を変えることにはリスクがある。ちゃんと考えなければ、安易に決定しな いほうがいい。 2、研究計画書と教授へのメールは決定的なものだから、よく担任先生と相談し、自分の 意見と先生のアドバイスを結合してから、できるだけ完璧にしたほうがいい。 3、出願期限により、スケジュールを作り、少し余裕をもって出願したほうがいい。 それほど詳しくはないが、それに対し、自分の経験談も三つある。 1、教授と連絡する前、その教授の著書や論文を読み、実際の通りに自分の感想を表した ほうがいい。自薦の態度より、交流の態度はもっと教授の注意が引けると思う。 2、メールの中には、自分の研究と教授の研究分野との関連及びその教授を選んだ理由を 中心にすることが私のアドバイスだ。 3、メールはとても自分の個性が体現できるものだ。一本調子のものは良さが伝わりにく いと思う。どうやって短くて内容がある文章ができるかは平素の蓄積による。 この一年半で最も深く感じたことは、いつでも、どこでも自分の心に従うことだ。自分が本当にやりたいことだったら、絶対やる気が出せるだろう。 もし後輩たちに一言伝えるなら、「就職しやすい専門を選びなさい。」ではなくて、 「夢を夢で終わらせないように頑張ろう」だ。